同じ英語を習うなら
「本当に使える英語力」を目指したいものです。
「読み」「書き」（＝文字系）はまだしも、「話し」たり「聴く」こと
（＝音声系）は苦手、とおっしゃる日本人は大勢います。
「実践的に使える英語」を考える際に大切なのは「バランスの取れた英語力」
ということです。
学習が文字系に偏ってしまうと、音声系が苦手なままですし、
音声ばかりに重点を置いていると、基礎文法でもよく理解できない
といったことが起きてしまいます。
「バランスの取れた英語力」を身に付けるには、「学習の順序」と
「学習の方法」が重要です。
日本の英語教育では、英語を「文字」でインプットさせることが大半
ですが、スピーキングなど「音声」で
アウトプットしたいならば、
「音声」のインプット方法にも
気を配らなければなりません。
本当に上達する方法と学習の順序で取り組めば、驚くほど英語力が変わって
くることを実感されるはずです。

「発音がキレイ」と褒められれば嬉しいものですが、
英語において発音は、嬉しい以上の効果をもたらします。
「キレイな発音」はいわば「口のフォームが正確」ということです。
フォームが崩れたまま自己流で進めると、特に「リスニング」の際に
限界を感じるようになります。
映画や海外ドラマの英語が聴き取れ
ない、という限界が生まれるわけです。
なぜなら、自分の中に「正確な英語の音」を持っていないと、
「ナチュラル・スピードの音」を正確に聴き取ることができないからです。
ですが、日本の英語教育では「発音」が重視されることはほとんどありません。
日本人の英語学習者に「今まで発音をキチンと習う機会があった方？」
と問いかけると、感覚的にはおよそ 95%の方が "No." と答えます。
「発音」は独学が難しいので、
良いコーチに巡り会える「運」
も必要なのかもしれません。

医師が患者を診察する場合、複数の患者をまとめて診察することは
通常考えられません。
同じ「具合が悪い」でも、その原因は
人によってまちまちだからです。
同じ「英語が苦手」でも、その原因は
全員が同じわけではありませんし、
「苦手」の程度も人によって様々です。
ですから、医師が患者を一人ずつ丁寧に診察するように、究極的には
英語のレッスンも一人一人を診断し、
個人に合わせたカリキュラムが望ましいと考えます。
しかもその場合、毎回同じ講師が
担当すれば、レッスン内容や進度を
より細やかに調整することが可能です。
レッスン内容はもちろん、そうした
システム面も、上達をより確実なものに出来るよう考えられています。